小さい頃からずっとクラシックピアノを習っていた。誰かにすすめられたわけでもなくて、ピアノをかっこよく弾きこなす先輩にあこがれて、親にせがんでやらせてもらった。ピアノを習うなんて安くないのに、本当にありがとう […]
Essay
おもてなしを、焼きたてのパンと
「え、ドア開いてるから勝手に入ってくれてて良かったのに」 事前に約束していた時間ぴったりまで律儀に待って、メッセージを一本入れて外で待機していたハードコアジャパニーズの私たちに、ベンは気の抜けた声でそう言った。 道脇に肩 […]
Quebec City,アートなお一人さまワーケーション
St. Lawrence 川を渡ってモントリオールを出発した長距離列車は、なんにもない緑色の景色の中をどこまでもどこまでものろのろと進んで、 すっかり日が傾き読書にもうたた寝にも飽きてきた頃、再び大きく開け […]
マルチ・スタンダード
恵まれていること。何不自由ない人生を送ってきたこと。それは折に触れて再認識し感謝することであると同時に、時折自分にとって何か、責任のようなものとして背負っていかなくてはならないもののように感じられることがあ […]
新学期の始まり、同僚たちと
先日、Fiscal year の終わりということで、会社の部署のみんなでわいわいと集まり一年のまとめやソーシャライズをするイベントがあった。 普段より高い視点から偉い人たちの話を聞いたり、あつあつの Q&A セッ […]
大人はなぜ、子どもに将来の夢を聞きたがるのか
小学生のとき、「将来の夢」について作文をたくさん書かされた。卒業アルバムを見返すと、全員分の「将来の夢」がずらりと並んでいる。学校の先生。プロ野球選手。お医者さん。キャビンアテンダント。○○ちゃんの将来の夢はなに?○○ち […]
何でもない日の散歩をつらつらと
体の芯から凍えるような、灰色の空の日が数日続いて、久しぶりに暖かいある冬の日。 こちらの冬は、素肌が空気に触れただけで痛みを感じるような寒さの厳しい日もあって、そんな日は家から一歩も出ずに部屋に篭り、もくもくと仕事をした […]
Inclusive な社会に必要なもの
東京で言う銀座のような通り、トロントのBloor-Yorkville。 Chanel, Hermes, Gucci と、ハイブランドな店の並びや おしゃれな雰囲気のカフェやバーで談笑する人たちの様子を楽しみ […]